2019.7.6
古民家のリノベーション工事
最近まで福岡県柳川市の観光地で古い住宅のリノベーション工事をしました。
お施主様はご年配の方で、50坪ほどの古い実家を今風に変えてもらいたいというご要望でした。
同時に、冬寒くて夏暑い住まいを外気に影響されない住宅にしてほしいということもありました。
工期は2月に着工して6月までかかりました。施工中に一番問題になるところが建物の傾きです。
一般的に長い間の家の傾きを直すためには膨大な費用が掛かります。それと、許される範囲の
傾きに於いては、以降の傾きが酷くならないような施工法が一般的ですが、今回の傾きはそれ以上
でしたので、追加費用がかからないように殆どの傾きを直しました。
それと、新しい基礎の配置、耐震の筋違配置などに多くの時間を割きました。
普通、ホームランドでは、古民家再生は経年変化した古いものを新旧交えて上手くレイアウトするの
ですが、外観は、最近、瓦に葺き替えたこともあり再利用しましたが、トタンの外壁をサイデイングに
張り替えました。 室内は完全に洋風に変えて欲しいという要望でしたので、和室を無くし、
以前と全く違う間取りにしました。
家が完成してお引渡しするとき、室内に入るとエアコンも付けていないのに明らかに外の蒸し暑さ
から解放されたような爽やかさを感じることができます。
お施主様もそれを肌で感じられたそうです。
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