リフォームコラム

2020.3.20

【一戸建て】リフォームの相場・目安

【一戸建て】リフォームの費用相場・目安はどれくらい? 

リフォームをしようと思い立っても、どれくらいの費用が掛かるのかわからなかったら先に進めることが出来ませんね。リフォームの金額は工事範囲、仕様を決めないと正確な金額は出すことはできませんが、リフォームを考える上で大まかな金額がわかると、自分なりにだいたいの予算を出してみることもできますので検討材料にもなるかもしれません。

参考にしてください。

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フルリノベーションの相場の目安

新築のように内外装共リフォームするときの価格の目安は、新築時の本体金額と登記、屋外給排水、外構、確認申請、設計料やその他の諸経費が掛かりますが、リノベーションは既存の状態を多少利用しますので、それらの費用の合計の60%~80%程の予算で実施可能と言われております。

その理由として、新築は何も無いところから造り始めますが、フルリノベーションは既存部分を解体したあと新設しますから新築を建てる場合と同じような坪単価は掛かります。

しかし、木造の構造や基礎部分、給排水の本管、外構、などは利用することができたり、増築面積が10㎡以内であれば確認申請費用も掛かりませんし、確認申請が必要でない場合は設計料のかからない良心的な会社も多いのです。

もちろん、フルリノベーションの場合の質は、新築と同様に耐震性能、断熱性能、室内の住環境など現在の確認申請基準に性能を上げますので新築に劣るところはありません。

 

 

内装部分リフォームの目安

新聞折り込み等のチラシでも大まかな金額が分かると思いますが、そのようなチラシは価格訴求型と言って安く見せてお問い合わせを頂くように作られていますからチラシ金額より少し高めに見積もってください。

例えば、キッチン交換50~100万、ユニットバス交換50~130万、洗面化粧台10~50万、トイレ15~40万、給湯器15~30万、6帖床貼替10~15万、和室から洋室へ50~80万、クロス貼替1200~1800/㎡他

古くなったから新しくするための現状回復の一般的リフォームで多いのは水回り(キッチン、ユニットバス、洗面化粧台、トイレ、給湯器等)の交換、クロスの貼替、床の張替え等が多いようですが250550万ほどかかっています。

 

耐震・断熱工事の目安  

 耐震診断は建築士である耐震アドバイザーが耐震診断を行い、その家の不足する体力を補う補強計画を出しますが、一般的に1スパン(900)10万/セット程度で30坪の家で6枚から12枚程度の壁が改修対象になります。断熱工事は、窓のペアサッシの入替120万/30坪、屋根の断熱0.4~0.6/㎡、床断熱0.3~0.4/㎡です。

 

屋根・外壁工事の目安

 

 

建物の面積や商品のグレードで予算もかなり変わりますから一概には言えませんが30坪の家で一般的に多い予算は屋根塗装30~60万、屋根シングル材のカバー工法1/㎡、瓦の葺き替え11.3~1.5/㎡、外壁塗装50~90万程です。

 

外構工事の目安

外構工事には、建物周りの塀、門扉、エクステリアや植栽に及びますが、一般的に分譲地の新築の場合、外構工事の予算は少しの植栽を植えて100~200万が一般的ですが、こだわりをもった外構工事をお考えであれば200400万程は考えた方がよろしいです。

 

 最後に

最近は新築需要の落ち込みが顕在化していますが、フルリノベーションの需要は増大する一方です。その理由に少子高齢化や景気後退で空き家が年々増えていますが、まだ住める家を建て替えるより、思い入れある今の住まいを手直しして大切に住み続けたいと思う方が多くなったように思います。それと新築からすると低予算で希望を叶えることができることも今のニーズの合っているようです。

それでは、フルリノベーションはどのようなものでしょう。

新築と違って既存を活かした部分もあり、全て新しくなる新築より味わい深い空間ができます。新しいものの中に以前から親しんだ空間がリニュアルされ、生まれ変わるところが醍醐味につながり思い入れも継続するのです。

古いものを活かすとは、古いものに何も手を加えないわけでは無いと言うことをご理解下さい。

完成時の施主様の驚きは新築に勝るといっても過言ではありません。