リフォームを始める前に知って戴きたいこと・・・２

マンションリフォームに着手する前に管理組合ではそのマンションごとに決められた

決まりがあります。多くのことは管理規約と使用細則で分かりますが、それ以外の内容に

ついては管理している会社への確認や理事長等の承認も必要になります。構造関係、

水回りの制限など管理組合で不明な場合も多くありますので、その時は専門家やリフォームを

依頼するリフォーム業者に調べてもらうことも良いかと思います。

それでは、マンションのリフォームを実施する際には、いくつかの重要な注意点があります。

以下は、特に気をつけたいポイントですから充分にご理解下さい。

管理規約と使用細則の確認

マンションには管理規約や使用細則があり、リフォーム内容に制限がかかる場合があります。

特に、共用部分（外壁や玄関ドア、配管など）の変更は制限が厳しく、専有部分であっても防音性能や

見た目に影響が出るリフォームについては規制がある場合が多いです。

リフォームの前に、管理規約を確認し、管理組合に申請する必要があるか確認しましょう。

構造上の制限

マンションは構造上、柱や梁、構造壁（耐力壁）は取り外せないため、リフォームに制限があります。

間取り変更などを行う際は、取り外し可能な壁かどうかを確認し、専門家と相談することが重要です。

上下階や隣室への配慮

マンションでは、隣接する住居への騒音や振動が問題になることがあります。特に床材の変更

（カーペットからフローリングへの変更など）は、管理規約に規定があることが多いため、指定された

防音性能を満たす床材を選ぶ必要があります。

工事の際の騒音や作業時間も制限される場合があるため、事前に管理組合と周辺住民への配慮が求められます。

水回りの変更は制限があることも

水回り（キッチン、浴室、トイレ）の位置変更は、排水管の配置や共有部との関係で制限がかかることが

あります。

特に、床下の排水勾配の関係で、リフォームによる移動が難しいケースがあるため、専門家と相談が必要です。

マンションの管理組合への申請と承認

管理規約に基づき、リフォーム工事を開始する前に管理組合へ申請し、承認を得る必要がある場合が多いです。

工事内容や日程、騒音対策などの計画書を提出することが求められます。

工事業者の選定とトラブル防止

マンションでのリフォーム経験が豊富な業者を選ぶと、規約に関する知識や近隣への配慮も徹底してくれる

可能性が高くなります。

また、契約内容や費用、工期などを明確に確認して、万が一のトラブルに備えることも大切です。

これらのポイントに留意し、管理組合や専門家と連携しながら計画を進めることで、

スムーズにリフォームが行えるでしょう。

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Category: リフォームコラム