2013.7.4
消費税駆け込み需要で懸念されること…
皆さんもご存じのことと思いますが、来年の4月になると消費税が8%に上がります。
増税後でも住宅に関してはローン控除等が大きくなりますので必ずしも不利になるとは
言えませんが、それでも増税前の駆け込みが多くなってきたように感じています…。
まだ、今は大丈夫ですが、新築住宅やリフォームを計画なさっている方々が今から更に
多くなってくると、それに伴い住宅資材等の高騰が懸念されます…..。
思い起こせば、3年前の東北大震災は記憶に新しいと思いますが、あの時は晴天の霹靂でしたね~。
他人事とは思えない一大事で、私共も団体を通じて、或いは個人的にできる範囲で支援活動
を続けました….。
でも、あの時、九州の住宅業界に起こったことは、住宅資材の不足でした…..。
住宅に使う構造用合板などの材料が無くなってしまいました。
何を隠そう、政府が大手代理店を通して資材を押さえてしまったんです。
そして、住宅大手の買い占めもこれに拍車をかけました…..。
普通、住宅は1件の家で数百枚の合板を使いますが、それが30枚も手に入らない事態が起こりました
そして、段々と価格が高騰したのです。
震災の復興支援が第一ですが、目の前に、私達もお施主様から依頼を受けた新築やリフォームの
現場があります。 お約束通り期限内に完成することが最も大切なことです。
幸いにも弊社のお客様には、ご迷惑をお掛けすることはありませんでしたが、他社の多くの工事現場で
工事がストップしておりました。
そういう意味では、お施主様も間接的な二次被害者だったのかもしれません….。
今、住宅資材は少しずつ上がり始めています。
先ずは代理店や私達、住宅会社が買い占めをしないようにすれば、それほどの価格高騰
にもならない筈ですが……。
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