壇洋一ブログ

2014.4.14

このように考え、家を建てることがいいのでは!?

 

家は一生のうちに数回建ないと思うような家を建てることができないと

以前は言われていましたが、これからの家はメンテナンス次第で100年

は住み続けることができますし、何回も建てることができる世の中では

ありませんので後悔しなくていい家を建てましょう。

 

最近は、家のプランをするときに心がけていることは、可変性のある間取りです。

家の使い方は、家族の成長によって変わります。そのような時、リノベーション

工事ができないようであれば困ります。

ですから、新築当初からそのようなことを想定して間取りをつくります。

 

これから家を建てる方によ~く考えていただきたいことは、費用対効果のこと。

家の質が高くなるほど原価は高くなります。ローコストの住宅は目に見えない

所に必ず仕掛けがあります。

坪単価で高い安いは決められません。何でかと言うと、坪単価に反映されるべき

箇所が別途工事になっているケースが多いことと、会社によって別途工事の部分が

バラバラです。

基本的に、坪単価を売り文句にしている会社は、安く見せて、追加工事を積み重ね

る手法ですから注意が必要です。

今後、ローコスト住宅で30~40年後に建て替えるのか、多少は高いと思っても100年

はもてる家にするのかは、最初に決めないといけない大事なことです。

お恥ずかしいのですが、私も若い頃は、家の耐用年数のことはそれほど重要なこととは

思っておりませんでしたが、一生の内に2回も家を建てることになると、一生、

住宅ローンに追われることになります。

皆さんにはそのようにはなってもらいたくありません!

 

イギリスなどヨーロッパ諸国では、年収が高くなくても長くもてる家づくりをしますから

住宅ローン完済後は悠々自適の生活をおくっているのです。

日本人の住宅ローン借入年数の多くは30~35年返済が多いのです。

せめて、60代以降は住宅ローンのない生活で余生を楽しんでもらいたいです…。

 

次に、以前から言われておりますが、病院に行くとお年寄りが多いでしょう~。

それは、住宅内の環境によるところも大きいのです。

温度差がある家では、病気になることも多いのは医学会のデータでも証明されています。

住宅内の温熱環境を如何によくするのか?はこれからのテーマです。

前回も述べましたが、家を魔法瓶に例えるなら、さらに器の性能を良くすることです。

ここでよくある質問は、「年中窓を閉めっぱなしで生活するんですか?」ですが、

外の環境が良い季節は、全室開放して問題はないのです。気持ちの良い日は

通風されて問題はありませんよ。

以前の家づくりでポイントになることは、性能と価格でした。

しかし、最近では、性能と価格に感性価値(付加価値)が加わりました。

 

 

*次回は「感性価値」についてお話しします。 

 

 

 

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