壇洋一ブログ

2014.9.13

五季

 

日本には春夏秋冬があり、季節折々に楽しめます。

以前、大学の教授が日本には四季ではなく“五季”があると言っていました。

梅雨も季節の一つに入るという説です。確かに私たち、家づくりに携わるものに

とっては、梅雨は厄介な季節です。

 

最近は晴天が続いていますので朝夕は涼しく、昼間でも暑さは程々で湿度も

快適に過ごせる%です。

理想的な室内の湿度は40%から60%と言われています。

この湿度であれば人が快適に感じ、家の構造材や建材、他の素材等も

大変良い状態を保ちます。

このような日は、たとえ高断熱高気密住宅でも通風をした方がいいです。

 

しかし、一週間以上前までは、雨が降ったりグズついたりの天気が続いていました。

その頃の戸外の平均湿度は75%~88%ほどだったのです。

雨がふると湿度計はそれ以上を示し、HIという表示がでます。

と言うことは、エアコンをつけない室内はその湿度から大きく変わらないということになります。

湿度が高い状態が続くとカビ発生の原因になります。

 

このような状態で室内の湿度を調整してくれるのが無垢材の力です。

それ以外にも珪藻土や環境クロスなどにもその効果があるものがあります。

湿度が高い時に湿気を吸い湿度が低い時に吐き出す力です。

長く住む家はそのようなことも考えて新築やリノベーションをした方がよろしいでしょう。

 

 

 

 

 

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