福岡県柳川市(K様邸)
~昔の面影そのままに~
現在、柳川では戦国時代に活躍した立花宗茂や誾千代の大河ドラマの誘致活動が盛んに行われていますが、今でも旧城下町や武家屋敷があり昔ながらの風情が残っています。この街には、整備されたお堀が至る所に巡らされていて川下りも盛んに行われていまが、そのお堀の船着き場前に、百数十年以上昔に建った元紙問屋があります。長い年月を生き抜きましたが、家は弱い地盤と建年劣化により傾き、手の施しようがない状況でした。
そこで、最初に手掛けたのは、傾きを直し、耐震補強をすること。それから床の強化などをした上での全体的な改修工事に着手しました。
この場所は観光のメッカで城堀、旧城下町の重点地域になっており、市の景観条例を遵守し街並みの景観に合うような再生でしたが、竣工したときお施主様もご近所からお褒めの言葉を頂くこともあり大変喜んでいただきました。